マイニング始めて1ヶ月が経ったので，実績を示します．あくまでも私の場合における一例であり，設定やビットコインレート等で大きく異なります．
私がマイニングに用いているPCのスペックは以下のとおりです．
| 型番 | OMEN 30L |
|---|---|
| CPU | i9-10850K 水冷 |
| GPU | RTX 3090 |
| メモリ | 64GB | 32GB |32GB |
| 電源 | 750W 80Plus Platinum |
| 価格 | 337,915円 |
※GPUによって冷却機構が異なりますので判別がつくようスペックを記載しています．スペック詳細はこちら
．
以下，1週間経過時に書いた前記事 stsandal24.hatenablog.com
目次
結局いくら？
電気代を考慮しない，1ヶ月のマイニング収益は35000円(0.00058BTC)でした．設定は，Nicehashのmediumをいじらずそのまま，116Mhash/s 300弱Wで動かしてます．(Afterburner使って設定すれば良いのだけどとりあえずそのままで)
電気代は明細を確認すると，先月と比較して1日あたりおよそ9kW増加してました．1kWhあたり25円として計算すると，PC1台での月額電気使用料は6750円でした．計算式は以下のとおり．
全体収益と電気代差を取ると30000円弱/月の収益となります．とはいえ，1日〇〇円の収益と収益が固定されるのではなく，800~1300円の間でバラツキがあるので一概には言えないです．現時点(2021/05)ではある程度は数万レベルのプラス収益を見込めるという結果となりました．
※ 安物ヒートシンク導入までの1.5日は，GPUの熱問題の影響でセーブしながら動かしていたので実際はもう少し稼げると思います(セーブ当時のハッシュレートは108Mhash/s程度)．また，計算期間内において8時間程度，サーマルパッド交換等を行うためにPCの停止時間も存在しています
※ 実際は電気代の基本料金や税金等も考慮すべきだが面倒くさいので割愛しています．
参考ですが，1日9kWから逆算すると消費電力は375W程度となります．(GPUが300弱なのでCPUやファン，電源(効率9割)で75W程度の電力消費みたいです)．計算式は以下のとおり．
現在の問題点
- 夏の気温上昇に耐えうるのかという不安はありますが，基本的な部分で大きな問題は特には思い当たりません．
ただ，人によってはファンの騒音等が気になる人はいるかと思います．
- [個人的]GPU内の掃除とサーマルパッドの一新
前々記事と前記事で触れたGPUの排熱問題を解消するためにGPUを取り出しサーマルパッド等取り替えを行ったところ気温20℃でVRAM98℃程度に安定しました．この話は別記事に書こうと思うのですが，超個人的な問題として，側面パネルパージしてマイニングしてたら1ヶ月でGPUファンに埃が多数見られたため掃除しなければいけないことと，購入したサーマルパッドのサイズが足りず全取っ替え出来なかったので夏前には作業しなければならないことです．
まとめ
PC購入費が34万弱，電気代等差し引いて月2万円以上のプラスと考えるとオーバースペックのものを買ったとは思いましたが悪くない買い物だったと思います(このままGPUが壊れなければ...)．
今までNicehashを利用してきましたが，Nicehash以外にもマイニングプールが存在し，Nicehashよりも高い収益が見込めるとのことなので挑戦してみようかと思っています．
21/7/27 追記[BTC価格下落による収益性変化に関して]
結論から申しますと，1日当たりのマイニング収益は下がっています．(ここ1ヶ月は700~900円/dayで推移) 私の日別のBTC採掘量や当時のBTC価格及び当時の日本円換算収益が気になる場合はこちらを参照ください(Nicehashのcsv形式レポートになります)
とはいえ，実際のマイニング報酬は円ではなくBTCで支払われ，そのBTCを円に交換してようやく手元に入ります．そのため，将来的にBTCの価格が再度上昇すると考え，上昇時に売ることができれば問題はないです．(将来的に4,5月のような価格帯になれば実質1000円/dayですし，それ以上の価格帯になればそれ以上の収益です．但し，売り時を誤らなければ...)
参考に，マイニングにより得られたBTC(日別)をプロットしたグラフを以下に示します．
